SEO対策 よくあるご質問|完全ガイド

Q. ホームページを作ったのに、お問い合わせがまったく来ません
A.まず確認したいのが「5つの原因」に該当しているか?です。
お気持ち、すごくよく分かります。
私も会社員時代に同様の理由で苦しみましたし、弊社には「ホームページからのお問い合わせがない」「売上がほぼゼロです」というご相談をいただくことが多いからです。
考えられる原因はいろいろありますが、まず最初に確認したいのは「4つの原因」に該当しているかどうかです。
- お問い合わせができない、お問い合わせがあったことに気づけていない
- ホームページへのアクセス(サイトに来てくれている方の数)がない/少ない
- ホームページのお問い合わせ率が低い
- 集客モデル(サイトに来てから、お問い合わせまでの流れ)に穴がある
- 経営者や担当者の思考がズレている、メンタルが落ちている、ゴール設定できていない
SEOやWeb集客に慣れていない場合、5つのいずれかが原因になっていることがほとんどです。
イメージしやすいように事例を元に解説します。
原因1.お問い合わせができない、お問い合わせがあったことに気づけていない
- お問い合わせボタンのリンク切れしている
- お問い合わせボタンの未設置、非表示、誤って削除等
- 自社への自動返信メール(お問い合わせがありました)の設定ミスで、お問い合わせがあるのに気づけていない など
原因2.ホームページへのアクセス(サイトに来てくれている方の数)がない/少ない
- ホームページに誰も来ていない
- ホームページに来てくれる方の数が極端に少ない
- ホームページを作れば、自動的に人が見に来てくれると思っていた
- いつの間にか検索順位が下がり、アクセスが減っていた など
原因3.お問い合わせ率が低い(お客様に選ばれない、お問い合わせを辞める状態)
- サイトに来て、すぐにサイトを閉じる方が多い
- お問い合わせページが見られていない
- サービスページが見られていない
- お客様になりにくい方がホームページに来ている
- お問い合わせフォームの場所がわかりにくい
- (お客様が)知りたい情報が掲載されていない
- 信頼しにくい(専門性、信頼性が伝わっていない、わかりにくい) など
原因4.集客モデル(サイトに来てから、お問い合わせまでの流れ)の中でお客様の動きが止まっている
- LP閲覧後に止まっている
- LINE登録後に止まっている
- 資料ダウンロード後に止まっている
- お試し商品で止まっている
- 商談で止まっている
- メールや電話のやりとりで止まっている など
原因5.経営者や担当者の思考がズレている、メンタルが落ちている、ゴール設定できていない
- 結果が出にくい思考パターンを持っている
- 「自分には無理」「失敗する」などの思い込みが強い
- SEOやWeb集客に対して、間違った思い込みを持っている
- 外部の業者・コンサルに任せすぎる/依存しすぎる
- 行動することが目的になってしまっている
- ホームページを作って終わりになっている
- 改善をしていない、またはズレた改善をしてしまっている
- ビジネスや集客におけるゴール設定ができていない など
もし5つの原因に当てはまっていれば、改善は可能ですので具体的な改善や対策を行います。
当てはまっていない場合は別の原因(より高度なもの)に当てはまっていないか?を確認することが大事です。
Q. 検索順位が上がりません…
A. まず確認したいのは「10の原因」に該当しているか?です。
お気持ち、すごくよく分かります。検索順位が上がらないと何も始まりませんし、順位が上がる兆しが見えないと、手応えを感じられませんよね。
とは言っても、ほとんどの方がSEOに取り組んだら直面する経験の一つです。以下の原因を踏まえて、改善にお役立てください。
まず最初に確認したいのは「10の原因」に該当しているかどうかです。
- SEOの基本がわからず、ズレた行動を取っている
- 無料情報のみで行動している
- SEOの知識・情報収集が数年以上前で止まっている
- SEO記事の作成をAIや外部ライター任せにする
- 検索意図(検索ユーザーが知りたいこと)を満たしていない
- (ホームページに対する)SEOの基本設定ができていない
- 上位表示したいキーワードにおいて競合サイトが強すぎる
- 検索結果に合ったページを作れていない
- ホームページに関連がないテーマで上位表示を狙っている
- 設定ミスによりインデックスされていない
それぞれをシンプルに解説しますので見ていきましょう。
原因1.SEOの基本がわからず、ズレた行動を取っている
SEOの基本を理解していないとズレた行動をしてしまい「検索順位が上がらない、または余計に状況を悪化させる」ということは少なくありません。
- 闇雲に大量の記事を作成する
- 業種に関連がない記事やページを作成する
- ページ内にキーワードをたくさん入れる
- 検索意図を考慮せずに改善を進める
- SEO記事の作成、キーワード選定、ページ改善をAI任せにする
SEOは専門性が高く、正解のない分野です。基本を知らないまま情報に流されてしまうと、結果は出にくくなってしまいます。
原因2.無料情報のみで行動している
SEOの基本が分かっていない状態で、WebサイトやYouTubeなどの無料情報のみで行動する場合、検索順位を上げる難易度は高いと言えるでしょう。
良質な情報も少なくありません。しかしSEOは、「A」をやったら「B」という成果が出る。というものではなく、「自社サイトにとって必要かどうか?」「どのように適用できるのか?」の判断が必要だからです。さらに行動した後に、検索順位などを見て改善も必要です。
ひどい場合以下のような方もいらっしゃいます。
- 自分なりに理解して実践するけれど、ズレた行動になっている
- 間違った情報、古い情報を効果的だと信じて実践する
こうした判断・改善のためには、SEOの基本を学ぶ必要があります。
原因3.SEOの知識・情報収集が数年以上前で止まっている
以前は効果的だったSEO対策が「今は通用しない、ひどい時にはマイナス効果になる」ということもあります。その結果、検索順位が上がらない原因になることもあります。
Googleは常に進化しています。数年前の知識のままでは結果を出しにくいことが少なくありません。情報のアップデートは重要です。
原因4.SEO記事の作成をAIや外部ライター任せにする
AIや外部ライターが作ったSEO記事に対して、確認はしても、改善指示をしない場合、検索順位が上がりにくい記事ができあがってしまう傾向があります。
理由はこちらです。
AI任せ | 現時点では、AIのみで上位表示に必要な下記要素を満たせる記事は作れない状態です。 ・検索意図(検索ユーザーが知りたいこと)を満たす記事構成、文章構成、内容 ・検索ユーザーの問題解決につながる内容、一次情報、専門性の高い知恵に基づく文章 など |
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外部ライター任せ | 一部のSEOライターを除き、以下の理由から、SEOの抑えどころを分かっていない方が多い傾向があります。 ・SEOの基礎は無料情報では学べない ・SEOやGEO(生成AI検索)の変化に追いつけていない ・自分の書いた記事を分析するライターは少ない ・リサーチや文章の練り上げに十分な時間を使えない など |
本来は、AIや外部ライターの作成した記事を確認し、良し悪しや課題を判断した上で、改善を依頼する。くらいまで行いたいところです。
原因5.検索意図(検索ユーザーが知りたいこと)を満たしていない
「検索意図(検索ユーザーが知りたいこと)」を満たせていないことも、検索順位が上がらない主な原因です。
検索ユーザーは知りたいことがあって検索しているため、必要な情報を過不足なく伝えることが大事です。
しかしSEOに詳しくない場合、以下の理由から検索意図を満たせていないケースは少なくありません。
- 検索意図を満たすことの重要性を知らない
- 検索意図を捉え間違っている
- AIや外部ライター任せになっている
- 検索意図のリサーチ・分析が甘い
原因6.(ホームページに対する)SEOの基本設定ができていない
ホームページの基本的なSEO設定は「Googleから評価してもらいやすくする基礎固め」のようなもので、設定ができていないと検索順位が上がりにくくなります。
ホームページ制作会社に外注した場合でも、基本的なSEO設定がなされないケースは少なくありません。そのため、SEOに詳しくない方、ホームページ制作を外注した方で検索順位が上がらない場合は、基本設定を確認したいところです。
原因7.上位表示したいキーワードにおいて競合サイトが強すぎる
競合サイトが強すぎる場合、検索結果の上位または1ページ目に入ることが難しい場合があります。また、頑張れば上位表示できる可能性があるとしても、時間がかかったり、投資する時間や労力が大きいケースなど。
例えば、以下のような場合が該当する可能性が高いです。
- 運営会社が大手企業、ブランド力のある会社、公的機関等
- 上位表示したいテーマに対する関連性、専門性、ページ数、更新頻度が高い
- ドメインが強い
専門的で分かりにくい面もあると思いますが、影響度が多い要素です。
原因8.検索結果に合ったページを作れていない
検索結果にふさわしいページを作れていない場合、上位表示または検索1ページ目に入るのが難しいことがあります。
例えば、検索結果の上位や1ページ目のサイトを見た時に、サービスサイトのTOPページが表示されているとします。このような検索結果に対して、ブログ記事で上位表示を目指しても、Googleから評価されにくいということが起きるのです。
【検索結果に合ったページを作れていない例】
上位表示しているページの例 | 上位表示したいページの例 |
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SEO記事(コラムやブログ) | サービスサイトのTOPページ、LP |
比較系の記事、ランキング記事 | SEO記事(コラムやブログ) |
サービスサイトのTOPページ | SEO記事(コラムやブログ) |
本来は、AIや外部ライターの作成した記事を確認し、良し悪しや課題を判断した上で、改善を依頼する。くらいまで行いたいところです。
原因9.「ホームページや運営会社」と「上位表示したいテーマ」に対して関連性・専門性が薄い/低い
「ホームページや運営会社」と「上位表示したいテーマ」に対して関連性・専門性が薄い/低い場合、順位が上がりにくいと言えるでしょう。
イメージしやすいように例を紹介します。
【関連性や専門性が検索順位に影響する例】
内容 | 事例 |
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ホームページと上位表示したいテーマの関連性 | 以前は心理学系のサイトで、コーチングで検索1位を取れました。関連性の重要度が強くなった現在は難しい状態です。 |
上位表示したいテーマに対して、ホームページの運営会社の関連性 | 比較系・ランキング系の記事の場合、上位表示したいテーマと運営会社の業界がマッチしたらどうなるか?を実験したところ、複数の業界で検索1位を獲得。 |
上位表示したいテーマに対するホームページの専門性 | 詐欺解決を専門にする士業のサイトで、各種詐欺系のキーワードで上位表示を狙う際の例。上位表示できない種類の詐欺テーマに関して、「このサイトは◯◯詐欺に対する専門性が高い」と認識されるようにページ数を増やしたところ、80%の詐欺テーマにおいて検索1位を獲得 |
※事例はイメージしやすくするための例で、成果を保証・断定するものではありません。
原因10.設定ミスによりインデックスされていない
ホームページの設定が、「Googleから検索結果に表示させる対象として認識されていない状態」の場合、検索順位が上がりません。専門的に言えば「noindex設定」をしている状態です。
このような状態が起きる理由はこちらです。
- ホームページ制作会社の設定ミス
- Web担当者の人的なミス
- 追加したプラグインのデフォルトで「noindex設定」になっている など